季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。
小鳥さんのイエローフェザーシンドローム(YFS)
2019.05.20
イエローフェザーシンドローム(黄色い羽症候群)
オカメインコのルチノーは黄色お顔にオレンジのまん丸ほっぺ、そして白い体のとても可愛らしい小鳥さんですが、「え?!ルチノーのオカメインコは全身黄色じゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
では、本当(正常)のルチノーオカメの色はどっちでしょう?
答えは「体は白」になります。
では、体が黄色いルチノーのオカメインコはなぜその色かというと、病気によるものになります。この体が黄色くなるイエローフェザーシンドロームは肝臓疾患により肝臓の機能が低下すると胆汁の成分である黄色い色をしたビリルビンが血液に流れ出し、これから生えてくる羽にビリルビンが沈着することによって体の羽が黄色くなります。
つまり、「うちのオカメインコ…ほかの子よりも黄色いのよね…」と思ったらこれは病気であるサインなのです。人間で言う「黄疸」を想像していただければと思います。
さらに、この病気のシグナルとしてはフンが黄色い、太り気味である…などがあり、またこの病気を患っているオカメインコは甲状腺機能低下症も併発しているケースが多いです。今回はオカメインコを例に挙げましたが、この病気は他の鳥さんも起きる病気です。
これらのシグナルに1つでも当てはまる場合は健康診断も兼ねて病院にお越し下さい。