季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さんの卵のはなし

2022.03.04

女の子の小鳥さんで心配なのが、卵にまつわる病気です。

卵が出てこない「卵づまり」のほか、カルシウム不足で軟卵が出来たり神経症状が出たり、産卵時に卵管や総排泄腔が出てしまうなどの事故もあります。

卵を産むのは自然なことではありますが、人間でいうとお産と一緒。命がけでもあるのです。

「どうしてもヒナがほしい」ということでない限り、卵を産ませないように飼うことをおすすめします。

 

小鳥さんの場合、卵巣から卵子が排卵されて、卵白・卵殻が作られて排卵されるまではおよそ24時間。

病院の診察やレントゲンで「卵がない」と診断されても、翌日に卵を産む可能性は十分にあるのです。

また小鳥さんはお腹側の大部分は胸骨という大きな骨で覆われているため、

触診では卵があるかどうかは産卵直前まで分からないのです。

 

産卵の兆候として、便が大きくなる・お気に入りの場所にうずくまっている・体重が急に増える・下腹部が膨らむなどがありますが、

このような兆候を見せず突然に産卵することもあります。卵を産んでいても、鳥さんが食べてしまったり隠していたりして、気付かないことも。

また卵を産まなくても、発情が長く続くと病気になってしまうこともあります。

普段から便の様子や行動をよく見て、カゴの中をくまなく掃除するほか、食事量や体重を管理して、発情をコントロールしましょう。

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