季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さん「お掃除しましょう」

2022.11.28

今年も残すところ1ヶ月になりました。家の大掃除の準備を始める時期です。私たち人間は家が汚いと、気が滅入ってしまったり体調を崩してしまいますが、小鳥さんも同様です。小鳥さんのおうちも綺麗にお掃除しましょう。

 

小鳥さんは、約30分に1個うんちをするので、敷紙は1日で結構汚れます。また、食べたシードの殻や、発情中の小鳥さんの場合は吐き戻し、換羽中の小鳥さんでは抜けた羽など、おうちは色々な理由で汚れます。では、お掃除を怠るとどんな事が起こるのでしょうか。

 

・小鳥さんが病気になる

うんちや殻など、放置していると細菌やカビが繁殖してしまい感染症にかかります。細菌やカビが繁殖した吐き戻しを繰り返し食べてしまうことでソノウ炎を起こしてしまうこともあります。また、乾燥したうんちや殻の細かいカス、脂粉を吸い込む事でくしゃみや咳の原因になります。ワクモやダニなどの害虫が発生してしまうこともあります。今の時期だと暖房や保温カバーで温められたうんちから、嫌気性発酵によりアンモニアが発生し、中毒を引き起こす可能性もあります。

 

・人間が病気になる

細菌やカビが繁殖したおうち内の物に触れる事で人間も感染症にかかったり、乾燥したうんちや殻、脂粉、ダニにより気管支喘息やアレルギー性鼻炎を発症する可能性があります。

 

・小鳥さんの健康状態が把握できない

うんちは小鳥さんの健康バロメーターです。お掃除せずに、何日分ものうんちが溜まっていると、どれが今日のうんちなのか分かりづらく、小鳥さんの異常に気づけなくなってしまいます。

 

以上のように、小鳥さんのおうちをお掃除しないことによるデメリットは沢山ですし、お掃除など必要なお世話をしないことはそもそも虐待に当たります。放し飼いしていない限りは、小鳥さんは一生の大半をおうちで過ごします。健康で快適な生活を送ってもらうために、1日1回は敷紙の交換・お水やごはん容器を洗うこと、週に1回は、おうちを分解して丸ごと水洗いをすることを心がけましょう。

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