季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さん「迷子にしてしまったら/迷子を見つけたら」

2023.06.01

近年、小鳥さんもワンちゃんや猫ちゃんと同様にペットとしての地位を確立しつつあります。それに伴い、相対的に迷子になってしまったという報告や迷子の小鳥さんを保護したという報告が多く見受けられるようになりました。もちろん不幸な事故を起こさないことが重要ですが、万が一小鳥さんがお外に出てしまったら、またお外にいる小鳥さんをみつけたらどうしたらいいのか、今回は紹介していきます。

 

小鳥さんがお外に出てしまったら、まず出て行った窓やドアは開けたままいつものように名前を呼んであげてください。もし他に飼っている子がいれば、その子の声の録音を外に聞こえるように流すと良いでしょう。姿が確認できているのであれば、虫取り網などで捕獲できるかもしれません。

姿が見えない場合は、植え込みの中や電柱の上など視界に入らない位置にいる可能性があります。また、すでに遠くへ飛んでしまったかもしれません。その場合は、近所の方に小鳥さんを探していることを伝えるほか、警察署への遺失物届け、また動物病院やペットショップにポスターの掲示をお願いすると良いでしょう。さらに、近年ではインターネット上に捜索用の掲示板が開設されているほか、SNSを通じて飼い主と保護した人がつながることがあります。この時、迷子になった日時と場所、その子の特徴が分かる写真があると良いでしょう。

 

外で迷子になった小鳥さんを見つけた時、まずは写真を撮っておきましょう。現在日本ではセキセイインコさんやオカメインコさん、文鳥さんなどほとんどの小鳥さんは野生で生息していません。こうした小鳥さんがいたらほぼ間違いなく飼い主のいる子です。例え保護ができなくても、写真があればそれが一つその子の位置を知る情報になります。そして可能であれば保護してあげると良いでしょう。この時、小鳥さんが怖がらないようにゆっくり近づき、声をかけたりそっと手を出してあげると乗ってくれる場合があります。保護できた場合はプラスチックケースなどに入れてあげて、交番に届け出てください。そしてもしSNSを使っているようでしたら保護した日時と場所、届け出た交番、そして全身が写った写真を1~2枚撮って投稿すると元の飼い主に繋がりやすくなるでしょう。

 

小鳥さんを迷子にしてしまった場合と見つけた、保護した場合について紹介しましたが、できればこうした方法を使うことがないことを願っています。

 

 

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