季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さんのお爪切り

2023.09.01

皆さん夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。猛暑や台風の影響がないことを祈ります。

さて、お休みの間おうちの鳥さんと遊んでみて、お爪が思ったより伸びているな、と思った方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、小鳥さんのお爪を切るタイミングと注意点についてまとめていきます。

 

まず、小鳥さんのお爪が伸びるペースはその子によって差があります。これは、握力によって止まり木などで自然に削れたり自分で齧ったりするためと考えられます。そのため、比較的握力が弱く齧り取るタイプの嘴ではない文鳥さんなどのフィンチ類は特に早く伸びるように感じるという飼い主さんもいます。

お爪が長く伸びすぎてしまうと、止まり木やケージに引っかかって折れてしまったり、お爪自体が曲がってしまったり、羽繕いがうまくできなくなってしまうこともあります。また、長さは伸びていなくても先がとがっていくケースもあります。この場合、カーテンや服などにお爪が引っかかりやすくなったり、抱っこしたときに飼い主さんを引っかいてしまったり、自分の顔を掻こうとして傷を作ってしまったりすることがあります。

こうした事故やけがを防ぐためにも、お爪切りが必要になってきます。特にお爪が引っかかる事故が起きた場合、本人もパニックになって暴れてしまうなどして足を捻挫したり骨折したりする可能性があります。

 

病院でお爪切りも行なっていますが、もしおうちで切る場合には必ず市販の止血剤をご用意ください。お爪の中の毛細血管が伸びていた場合、ちょっと切っただけでも出血することがあります。深爪してしまって出血が止まらないときはすぐ病院に連絡して来院するようにしましょう。また、伸び方がおかしいなど気になることがあるときもぜひご相談くださいね。

 

 

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