季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さんの保定

2023.11.01

冬の足音が近づいてきて、体調を崩してしまったり、衣替えや模様替えなどで驚いて怪我をしてしまったりする小鳥さんが散見されるようになっています。今回は、そういったいざという時に役立つ保定方法について紹介していきます。

 

小鳥さんを保定することは、安全に体のチェックをしたりお薬をあげたりするために必要です。保定がうまくいかないと、小鳥さんが暴れて怪我をしてしまいます。

まず、片方の手でチョキを作り、小鳥さんの首を横から挟みます。この時の手は左右どちらでもいいですが、利き手と反対の方がのちの作業がしやすいでしょう。チョキにした指の第一関節付近に小鳥さんの顎の骨が当たるようにし、指同士がくっつきそうになるくらいまで幅を狭めると頭が抜けにくくなります。首を横から押さえている限りは窒息することはありませんのでご安心ください。

次に、親指の腹で飼い主さん側翼の角を軽く押し下げます。これによって首が伸びるので、より小鳥さんの頭が安定します。この時、小鳥さんの胸やお腹を握ってしまわないようにしましょう。軽く包むくらいのイメージで大丈夫です。

最後に、足を小指や飼い主さんの服などに掴ませてあげましょう。

 

今回紹介したのは主に小型~中型サイズの小鳥さんで使える保定方法です。力の強い子や、体が大きめの子ではタオルなどで軽く体を包んであげると翼をバタバタできなくなるのでお勧めです。

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