季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さんとおもちゃ

2023.12.01

あっという間に街がクリスマス一色になる季節がやってきました。クリスマスプレゼントを楽しみにしている方、もしくは昔楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。家族の一員である小鳥さんにも何かプレゼントをあげたいと思う方もいるかもしれません。そこで今回は、小鳥さん用のおもちゃについて考えてみましょう。

 

小鳥さんのおもちゃには、ブランコのような止まり木タイプ、鏡や人形のような仲間やパートナーに見立てるタイプ、齧り木のような破壊して楽しむタイプ、食事をしながら遊べるフォージングトイなどの種類があります。

そしておもちゃの用途としては、ケージの中にいる時間を楽しく過ごしてもらう以外にも、毛引きや自咬の対処法として使われることもあります。

 

おもちゃをあげる際の注意点としては、まず小鳥さん本人がそのおもちゃを怖がらないか、さらにそのおもちゃを誤って食べてしまった時に中毒を起こすような成分(鉛など)が含まれていないか、おもちゃに対して過剰に発情することがないか確認することです。

小鳥さんの中にはそもそもおもちゃの類を好まなかったり怖がってパニックを起こしたりしてしまう子がいます。この場合おもちゃはストレスやけがの原因となってしまうので与えない方が良いでしょう。

おもちゃの中に中毒の原因となる成分が含まれていないか確認することは難しいです。基本的に小鳥さん用として専門のショップで取り扱われているものであれば概ね問題ないと思われますが、心配であれば販売元に確認したり、金属パーツのないものを選ぶと良いでしょう。そして、使用している間に齧るなどして壊れてきたときは新しいものに取り換えましょう。

小鳥さんの中にはおもちゃをとても気に入って発情対象にしてしまう子もいます。吐き戻しが付着することによって不衛生になったり、おもちゃを取られまいと攻撃的になってしまったり、卵を作ってしまったりすることで小鳥さんの体調が悪くなったり飼い主さんとの関係にヒビが入ってしまうこともあります。この場合はかわいそうですが発情を抑えるためにもそのおもちゃを取り上げなければなりません。

 

初めからお気に入りのおもちゃが見つかるとも限りませんし、最初は怖がっても段々慣れる場合もあります。なのでまずはケージの外で見せるところから始めるなど段階を踏んで慣らしてみましょう。暴れるほど怖がるのであればこの時点でやめたほうが良いでしょう。小鳥さんの様子やどういうおもちゃを与えるか悩むときは病院に相談してみましょう。

 

 

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