季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。
小鳥さんと開口呼吸
2024.01.01
この冬は風邪やインフルエンザ、コロナなど様々な呼吸器疾患が流行っています。罹ってしまってつらい思いをされた方も少なくないのではないでしょうか。また、寒暖差などで鼻詰まりを起こしてしまうという話もよく聞かれます。そこで今回は、小鳥さんが口を開けて呼吸しているときについて考えてみましょう。
小鳥さんが口を開けてハァハァしているときには、暑かったりストレスがかかっていたりという本人は健康な場合と、肺炎や循環障害など病気があってしている場合があります。
小鳥さんは通常口を開けて呼吸する必要はありませんが、人間と違って汗をかかないため体温が上がりすぎる場合は口を開けて呼吸します。イメージとしてはワンちゃんが舌を出してハッハッと息をしているときと同じです。飛び回ったり激しく喧嘩をしたりした後も興奮により体温が上がるのでしばらく開口呼吸になることがあります。また、飼い主さんに抱っこされているときでも開口呼吸する子がいますが、これはとってもリラックスしている場合と手の中で熱がこもって暑くなっている場合があります。通常こうした理由の開口呼吸は温度を調整したり本人が落ち着いてくればしなくなります。
具合が悪くて開口呼吸しているときは、一日に何度も、もしくはずっと口が開いてしまいます。また、食欲が落ちたり羽を膨らませていたり、顔色が悪いなどの他の症状もみられることも多いです。ヒィヒィやキューキューなど呼吸に伴って音が聞こえることもあります。甲状腺疾患など一部の病気では決まった時間帯にひどくなる傾向があることもあります。
小鳥さんの様子がおかしいなと思ったらぜひ病院に相談してください。病院ではそうした症状を見せないこともありますので、おうちではこうだったよとできれば動画もご提示ください。