季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さんのヒナ

2024.02.01

防寒グッズが手放せない寒い季節になりました。ショップを覗けばふわふわの文鳥のヒナちゃんによく出会えるのではないでしょうか。そしてこの後の春はインコのヒナちゃんのシーズンになります。そこで今回は、ヒナをお迎えしたときの注意点についてまとめていきます。

 

まず、どんな種類の鳥さんでもヒナちゃんをお迎えする際には特に保温がしっかりできる環境を作れるようにしましょう。保温が足りないと、まだ体温調節能力が低いヒナちゃんは、体が冷えやすく食欲や体力に影響が出ることがあります。また、鳥さん用のペットヒーターや保温電球は鳥さんの具合が悪い時にも使えますが、耐用年数や機械の劣化には注意しましょう。

 

ごはんの内容はお迎えした子の成長度合いにもよりますが、さし餌をしている子では粟玉とパウダーフードを40℃くらいのお湯でポタージュ状に混ぜたものを1日に数回与えます。この時水分が多すぎると、その水分で満腹になってしまい実際に得られる栄養が不足してしまい、発育不良の原因になります。一人でご飯を食べ始めた子では、まずムキエで‘粒を食べる’ことに慣らし、だんだんとアワホや皮付きを食べることを学ばせます。この一人餌に移行する時期に、食べるよりも遊びに興味が向いてしまう子は体重がかなり落ちやすいので注意が必要です。

 

ヒナちゃんをお迎えしたら、早めに病院で健康診断を受けたほうが良いでしょう。ただし、具合の悪そうな子を引き取った、お迎え元の環境がよくなかったなどの理由がない場合はお迎えして数日はおうちで様子を見たほうが動きにおかしなところがないかなど異常が見つけやすいかもしれません。とはいえ、トリコモナスのような重篤な状態につながる病気やメガバクテリアのような早期発見が後遺症の起こりやすさにつながるといわれる病気もあるので、どんなに元気な子でもお迎えから2週間以内には健康診断をしたほうが良いでしょう。

 

お迎えした子で何か心配なことがあればぜひ病院に相談してください。

 

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